文とは文節(自立語に付属語が0個以上くっついてできたもの)の集まりで出来ており、最後に「。」が付いているものである。
文節の種類に、主語(主部)・述語(述部)・修飾語(修飾部)・接続語(接続部)・独立語(独立部)があり、それは同時に文の要素であるともいえる。
文は、意味上の分類と構造上(つくり上)の分類がある。 意味上の分類は、平叙文・疑問文・感動文・命令文だ。平叙文はありのままを表し、疑問文は疑問を表し、感動文は心の感動を表し、命令文は命令を表す。
平叙文→太郎は走る
疑問文→太郎は走ったのですか?
感動文→おお、太郎が走っている
命令文→太郎、走れ!!
構造上(つくり上)の分類は、単文・複文・重文である。単文は主語・述語が1組の文で、複文は述語が2つ以上の文で、重文は主語・述語が並列に2つ以上並んだ文である。
単文→私は太郎です。 私は[主語] 太郎です[述語]
複文→太郎が落ちたことは事実だ。 太郎が[主語] 落ちた[述語] ことは[主語] 事実だ[述語]
重文→恋はないし、良いこともない。 恋は[主語] ないし[述語] 良いことも[主語] ない[述語]
重文を二つに分けると
恋はない。 良いことはない。
この二つに分けられる。
そして、複文を二つに分けると
太郎が落ちた。 それは事実だ。
に分けられると思われる。
重文の方は、文のつくりが同じであるが、複文の方は文のつくりが違うので、重文は簡単に入れ替えが可能になっている。 そういう意味では、文のつくりが違う二つの文がくっついているのが複文ともいえる。